健診の結果に「腎機能異常」「腎機能障害」と書かれていると、不安に感じる方は多いのではないでしょうか。
「腎臓が悪いってどういうこと?」
「人工透析になってしまうのでは?」
「放っておいても大丈夫なのだろうか?」
岐阜市にある、いろはなクリニック(内科・血液内科・小児科) では、健診で「腎機能異常」と指摘された方に向けて、総合内科専門医が丁寧に診療を行っています。
この記事では、健診で「腎機能異常」と言われた時に知っておきたい基礎知識をまとめています。
- 腎機能異常とはどのような状態なのか
- どんな原因や病気が考えられるのか
- 放置せずに確認すべきポイントは何か
- いろはなクリニックで出来ること
これらをわかりやすく解説しながら、「腎機能異常」への対応をお伝えしていきます。
腎機能異常とはどんな状態?
腎臓は血液をろ過して、体の老廃物や余分な水分を尿として排出する臓器です。健診では主に以下の項目で評価されます。
- クレアチニン(Cr):腎臓のろ過機能を反映
- eGFR(推算糸球体ろ過量):年齢や性別を考慮した腎機能の指標
- 尿素窒素(BUN):老廃物の蓄積を反映
- 尿検査(蛋白尿・尿潜血):腎臓の障害を早期に発見する重要なサイン
蛋白尿は腎臓のフィルターが壊れているサインであり、尿潜血は腎炎や尿路系の病気(膀胱炎・結石など)を示すことがあります。これらの指標を総合して、腎機能障害の有無を判定します。
腎機能異常の主な原因
- 生活習慣病によるもの
- 糖尿病、高血圧、脂質異常症が腎臓を徐々に傷めます。
- 腎臓の病気
- 慢性糸球体腎炎、多発性嚢胞腎など。
- 薬や脱水の影響
- 鎮痛薬(NSAIDs)、造影剤などで一時的に腎機能が悪化することもあります。
- 加齢による腎機能低下
- 年齢とともに徐々に腎機能は低下していきます。
健診で腎機能異常を指摘されたらどうすべき?
- 再検査を行い、数値の変動や持続を確認しましょう。
- 尿検査で蛋白尿や潜血の有無を調べることも大切です。
- 血圧や血糖のコントロールが不十分な場合、腎機能がさらに悪化しやすくなります。
- 「むくみ」「尿が泡立つ」「血圧が高い」といった症状がある場合は早めの受診が必要です。
いろはなクリニックで出来ること
当院では、
- 健診結果をもとにした再検査(血液・尿検査)
- 血圧・血糖・脂質など生活習慣病の総合的な評価と治療
- 薬の影響や脱水の確認
- 腎臓病が疑われる場合の腎臓内科専門医との連携
を行っています。
腎機能異常は自覚症状が乏しくても進行する可能性があります。だからこそ、健診での異常は大切なサインと捉え、早めに確認しておきましょう。
まとめ
- 腎機能異常は「腎臓のろ過機能が低下している状態」
- 糖尿病や高血圧など生活習慣病が大きな原因
- 進行すると慢性腎臓病や腎不全につながる可能性がある
- 健診で指摘されたら、再検査と生活習慣の見直しが重要
「健診で腎機能異常を指摘された方は、当院にご相談ください」