健診で「血糖が高い」「HbA1cが高い」「尿糖が出ている」と指摘されると、
「糖尿病でしょうか?」「すぐ受診が必要?」「何をすればいい?」と不安になる方が多いと思います。
健診は、病気を見つけるためのスクリーニング(ふるい分け)です。
一回の結果だけで確定診断になるとは限りませんが、放置すると糖尿病や合併症につながることもあるため、必要な再検査・評価につなげることが大切です。
岐阜市則武東の「いろはなクリニック」では、健診での高血糖指摘について、再検査から評価まで対応しています。
このページの役割
このページは「健診で高血糖を指摘された方が、次に何をするべきか」をまとめた導入ページです。
糖尿病の治療・通院・合併症予防など、詳しい内容は疾患各論ページをご覧ください。
受診の目安
健診の数値は、採血条件(空腹かどうか)や、前日の食事・飲酒、睡眠、体調でも変動します。
そのため、医療機関では「条件を整えた再検査」や「追加検査」で確認します。
受診をおすすめする目安
次のいずれかに当てはまる場合は、医療機関での評価をおすすめします。
- HbA1cが高いと言われた(特に 6.0% 以上の指摘が続く場合)
- 空腹時血糖が高い(目安として 110 mg/dL 以上を指摘された)
- 尿糖が出ていると言われた
- 健診判定で「要再検査」「要精密検査」「要治療」が出ている
- 高血圧、脂質異常症、脂肪肝、体重増加がある(リスクが重なりやすい)
※健診の判定基準は制度・項目により異なります。最終判断は、再検査とリスク評価で行います。
※高血糖状態が長期間継続すると、網膜症・腎症・神経障害 の三大合併症のほか、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気のリスクも高まります。
急いで受診すべき症状
次の症状がある場合、強い高血糖や脱水が疑われ、早めの医療機関受診が必要です。
- 強い口渇、多飲、多尿
- 急な体重減少、強いだるさ
- 吐き気・嘔吐、腹痛
- ぐったりしている、意識がぼんやりする
- 呼吸が苦しい、深い呼吸が続く
このような場合は、自己判断で様子を見ず、早めに医療機関へご相談ください。
健診でよく出る項目:血糖/HbA1c/尿糖
血糖(血液中のブドウ糖)
- 空腹時か随時(食後)かで解釈が変わります。
- 食後に高く出やすい方もいれば、空腹時が高い方もいます。
HbA1c
- 過去1~2か月程度の平均的な血糖状態を反映する指標です。
- 一時的な食事の影響を受けにくく、慢性的な高血糖の評価に役立ちます。
尿糖
- 血糖がある程度高くなると尿に糖が出ます。
- 尿糖だけで糖尿病が確定するわけではありませんが、再検査の重要なサインになります。
医療機関で行う再検査・評価
健診結果を確認し、必要に応じて以下を組み合わせて評価します。
よく行う検査
- 血糖(空腹時/随時)、HbA1cの再確認
- 尿検査(尿糖、尿蛋白など)
- 腎機能(eGFRなど)、肝機能、脂質(LDL・中性脂肪)
- 体重・腹囲、血圧などのリスク評価
追加検査が必要な場合
- 75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT):境界型の評価などに有用
- 体調や経過により、ほかの原因(薬剤影響・内分泌疾患など)も考慮します
※追加検査が必要な場合は、連携医療機関をご紹介させて頂く場合がございます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 健診で一度だけ血糖が高いと言われました。糖尿病ですか?
健診はスクリーニングです。一回の結果で確定しないこともあります。採血条件(空腹かどうか)も含めて再検査で確認します。
Q2. HbA1cが高いと言われました。何を優先すべきですか?
まずは医療機関で再評価し、リスク(高血圧・脂質異常症など)も含めて整理することが大切です。治療の詳細は糖尿病ページで解説しています。
Q3. 尿糖が出ています。すぐ受診が必要ですか?
尿糖は高血糖のサインのことがあります。健診判定や症状の有無によって緊急性が変わりますが、早めに相談をおすすめします。
Q4. 受診のとき、空腹で行ったほうがいいですか?
検査内容によって空腹採血が望ましい場合があります。空腹時採血が必要な場合は、受診時にご案内しますので、初回来院時は食事の状況は気にせずご来院ください。
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注意事項(免責)
本ページは一般的な情報提供を目的としており、診断や治療方針は個々の症状・検査結果・既往歴等により異なります。気になる症状がある場合や、健診で異常を指摘された場合は医療機関へご相談ください。