健診結果に「白血球が少ない」と書かれていると、驚いてしまう方も多いのではないでしょうか。
「免疫が弱っているのかな?」
「感染症にかかりやすくなるの?」
「がんや血液の病気ではないか?」
そんな不安から相談に来られる方も少なくありません。
岐阜市にある いろはなクリニック(内科・血液内科・小児科) では、健診で「白血球減少」と指摘された方に向けて、血液専門医が丁寧に診療を行っています。
この記事では、健診で「白血球減少」を指摘されたときに知っておきたい基礎知識をまとめています。
- 白血球減少とはどのような状態なのか
- どんな原因や病気が考えられるのか
- 受診が必要な場合の目安
- いろはなクリニックで出来ること
不安を解消し、次の行動につなげるためにご活用ください。
白血球減少とはどんな状態?
白血球は、体を守る「免疫細胞」です。外から入ってきた細菌やウイルスと戦う働きを担っています。
- 正常値の目安:3,500〜9,000/μL
- 白血球が3,000/μLを下回ると「白血球減少」とされることが多いです。
白血球が少なくなると、感染症にかかりやすくなる可能性があります。軽度であれば症状は出ませんが、強い減少が続くと「熱が出やすい」「風邪が治りにくい」などのトラブルにつながることもあります。
白血球減少の主な原因
白血球が少なくなる背景には、さまざまな要因があります。
- 一時的な変化
- 風邪などのウイルス感染後
- 一過性の体調不良やストレス
- 薬の影響
- 抗生物質、抗けいれん薬、一部の解熱鎮痛薬などで副作用として減少することがあります
- 栄養や生活習慣
- 葉酸やビタミンB12不足
- 過度の飲酒
- 病気によるもの
- 自己免疫疾患(膠原病など)
- 骨髄の病気(再生不良性貧血、白血病など)
多くは一過性ですが、持続する場合や数値が大きく下がっている場合は注意が必要です。
健診で白血球減少を指摘されたらどうすべき?
- まずは再検査を行い、本当に減少が続いているか確認しましょう。
- 白血球の種類(好中球・リンパ球など)のバランスを調べる「血液像」の検査も参考になります。
- 数値が大きく下がっている場合(例:2,000/μL以下)や、発熱・のどの痛みなどの症状を伴う場合は、早めの受診が必要です。
いろはなクリニックで出来ること
当院では、
- 健診結果をもとにした再検査(血算・血液像)
- 栄養状態や薬の影響の確認
- 感染症や自己免疫疾患の可能性を踏まえた診断
- 必要に応じて高度医療機関との連携
を行っています。
白血球減少は、体からの大切なサインです。放置せず、一緒に確認していきましょう。
まとめ
- 白血球減少は「免疫を担う細胞が少なくなっている状態」
- 一過性の場合も多いが、薬の影響や病気によることもある
- 強い減少や症状を伴う場合は早めの受診が必要
- 健診で指摘されたら、まずは再検査で確認を
「健診で白血球減少を指摘された方は、当院にご相談ください」