生活習慣病

主な生活習慣病の種類

当院では、以下のような生活習慣病の診断・治療・管理に対応しています。

• 高血圧症：血圧が高い状態が続くと、心臓や血管に負担がかかり、脳卒中や心不全のリスクが高まります。
• 脂質異常症（高コレステロール血症）：悪玉コレステロール（LDL）の増加、善玉（HDL）の低下、中性脂肪の増加などが動脈硬化を進行させます。
• 糖尿病：血糖値が慢性的に高い状態が続くと、腎臓・目・神経・心臓などへの合併症を引き起こす可能性があります。
• 高尿酸血症（痛風）：尿酸が体内に蓄積し、関節炎や腎機能障害の原因となることもあります。
• メタボリックシンドローム：肥満を中心に、複数のリスクが重なった状態。将来的な心血管疾患のリスクが大きくなります。

なぜ生活習慣病の治療が必要なのか？

「ちょっと数値が高いだけで、薬を飲むの？」
そう感じる方も少なくないかもしれません。
ですが、生活習慣病が怖いのは「無症状のまま進行し、ある日突然、命に関わる疾患を引き起こす」ことにあります。
たとえば、脳卒中や心筋梗塞、慢性腎臓病などはその典型です。
早めに気づき、生活習慣を整えたり、必要に応じて薬物療法を導入することで、重大な病気を防ぐことができます。

あなたの「生活」に合わせた治療を

治療といっても、「いきなり薬を始める」だけが選択肢ではありません。
当院では、以下のような一人ひとりに合わせたアプローチを重視しています：

• 食事や運動習慣の見直しをサポート
• 必要に応じた薬物療法
• 栄養療法や漢方を含めた多角的なアプローチ

西洋医学だけでなく、東洋医学や栄養療法の知見も取り入れながら、生活習慣病を根本から解決するためのお手伝いをしていきます。

定期的な通院で、未来の安心を

生活習慣病は短期的に解決するものではなく、長期的な治療計画が必要です。
そのためには、定期的な血液検査や尿検査、血圧測定などを通じて、変化を見逃さないことが大切です。
当院では、高血圧・糖尿病・脂質異常症のいずれかをお持ちの患者さんを対象に、「生活習慣病管理料」を算定しております。
これは、国の制度に基づき、患者さんと医師が一緒に継続的な健康管理に取り組むことを目的とした仕組みです。

• 血圧や血糖、コレステロールなどの目標値を一緒に決めていきます
• 診療のたびに数値の変化を確認し、必要に応じて生活や治療を見直します
• 必要な検査や栄養指導なども、状態に応じて計画的に行います

「一人ひとりに合わせた、持続可能な健康管理」こそが、この制度の本質です。
ご不明な点があれば、どうぞ遠慮なくスタッフにお尋ねください。